相場の先を予測することが不可能な理由
相場の先を予測することが不可能な理由
FX相場の先はたとえ1時間先でも予測は不可能と言われています。
とくに一般のトレーダー(もちろん私も含めてですが)さんには、極めて難しいと思います。
たとえば比較的、実需取引が多い東京時間においても、その実需取引がいつ行われるのかという情報は一般のトレーダーさんは知りえるはずもありません。
いつ、どこの大企業が数千億円の大口発注をする、なんていう情報、わかりませんよね。
そういった実需取引の情報をいち早く察知するのは銀行系のディーラーさんたちです。
このくらいの取引が入れば、どの方向に動くかくらいはわかりますから、その動きに乗っかればいいんですよね。
それが一般トレーダーには知りえるはずも無く、企業の動きなど予測不可能です。
私もFX系のブログをよく拝見させていただいていますが、みなさん相場の予測をするのに涙ぐましい努力をされています。
勝てるロジック、メンタル、確率、ポジションサイズなど細かく組み立ててトレードをする、理論上勝てるはずなのに結果がついてこない。
ですが、相場の予測は極めて難しいんです。
もう一つの理由は相場での資金の流動性によります。
常に一定の資金量が取引されているわけではありませんので、その時々でボラティリティなどさまざまな数値が変化していきます。
すると当然インディケーターの設定数値も変化することになりますから、単純にMAでも21が有効な時もあれば200が有効な時もあると言うことになります。
流通資金量が変化する要因はいくらでもあります。
経済指標発表、要人発言、戦争、テロ、それこそ何が起こるのか予測などできません。
今、ユーロの動きが重いのもテロの影響が少なからずあるのではないでしょうか。
いつ、どのインディケーターが、どのような数値設定で有効かなんて、わかりません(少なくとも私にはわかりません)。
ですから、私は相場の先を予測しようとすることは、ほぼあきらめています。